北朝鮮と日本が22日、平壌(ピョンヤン)で朝日首脳会談を行った。2002年9月、平壌(ピョンヤン)で行った第1回首脳会談以来、1年8カ月ぶりのことだ。
双方は会談で、北朝鮮に残る日本人拉致被害者の家族5人の問題を解決し、未解決だった拉致疑惑のある日本人の再調査、国交正常化のための実務協議再開など、双方の解決意志を明確にした。小泉首相も、北朝鮮への制裁法発動を中止し、食糧・医療品を2カ月以内に支援することを約束した。 画期的成果ではなくても、両国が対決よりも対話の手順を模索した点は幸いだった。これを機に、両国の関係進展にはずみがつくよう希望し、同会談が今後再開される6カ国協議にも肯定的に作用するよう、期待したい。