ロシアが「北朝鮮と可能なあらゆる分野で関係をより一層発展させる」という立場を明らかにした。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は８日（現地時間）の記者会見で、「我々は北朝鮮との２国間関係を重要視していて、彼らと可能なあらゆる分野でより一層関係を発展させようとしている」と述べた。

そして北朝鮮について「我々の立派で非常に有望なパートナー」と評価した。

ペスコフ報道官がこのように述べたのは、「ロシアが国連安全保障理事会が北朝鮮制裁決議で設定した年間５０万バレル上限を超過する水準に北朝鮮への精製油供給を増やした」という報道に関する質問が出たからだ。

ロシアがウクライナ「特別軍事作戦」に北朝鮮のミサイルを使用したという報道に関する質問には、「軍事分野の問題なので言及できない」と言葉を控えた。

ウクライナ保安局（ＳＢＵ）がウクライナのゼレンスキー大統領を暗殺しようとするロシア要員の工作を阻止したと明らかにしたことに対しては、「一般的にＳＢＵから出る情報は正確である可能性が低いため論評できない」と迂回的に否認した。

ゼレンスキー大統領のウェブサイトに掲示された北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）軍派兵の請願をついては「根拠のない挑発」と直接的に批判した。

ペスコフ報道官はウクライナを狙ったように「キーウ政権は予測不可能だ。状況を鋭意注視している」とし「ＮＡＴＯ軍が紛争の現場に直接介入するのは潜在的に極めて危険だと繰り返して話してきた」と強調した。