輸出回復したが、高物価に税収不足…「サプライズ成長? 国民は体感できない」 [尹政権2年]
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.09 09:16
10日で発足2周年を迎える尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は前政権の「所得・財政主導成長」の代わりに「市場・民間主導成長」を掲げた。だがこうした「尹錫悦印の政策転換」の成果は国民が体感する水準に達していないというのが多くの専門家の評価だ。輸出と成長率は次第に回復する兆しが現れている。だが財政悪化の中で高物価、高金利、ドル高という3高に大きく萎縮した内需と民生景気を回復させなくてはならない難しい課題が残っている。
まず総合点に当たる成長率が思わしくなかった。昨年の国内総生産(GDP)増加率は前年比1.4%まで下がった。新型コロナウイルスが流行した2020年のマイナス0.7%、世界的金融危機を体験した2009年の0.8%、通貨危機を体験した1998年のマイナス5.1%など大型危機を除けば最低水準だ。