米国の制裁あざ笑うように…戦争中のロシア、中国アリエクから半導体調達
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.08 11:02
オンラインで電子部品を売ってきた中国人のハンク(仮名)は2022年4月、ロシア最大の電子商取引プラットフォームのオゾンに販売者として登録した。ウクライナ侵攻で西側ビッグテック企業がロシアを離れた時期だ。人里離れた市場で彼は数カ月で中国でより3倍も大きな利潤を出すことができた。ハンクが販売した製品には米半導体企業エヌビディアのグラフィック処理装置(GPU)、インテルやAMDの半導体があった。半導体は西側がロシアへの輸出を規制する代表的製品だ。
ウクライナ戦争が発生して3年が過ぎたが、いわゆる「二重用途物品」のロシアへの搬入は西側の制裁をあざ笑うかのように止まる兆しを見せずにいる。二重用途物品は半導体やボールベアリングのように民間用として開発・製造されても軍事用に活用される懸念が大きい商品をいう。