ネタニヤフ氏「ハマス殲滅」マイウェイ…再選で足を引っ張られるバイデン氏
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.08 07:00
米国をはじめとする国際社会が自制を呼びかけているにもかかわらず、イスラエルのネタニヤフ首相がハマスに対する強硬基調に固執するのは自国内の政治的状況のためだ。ネタニヤフ首相は2022年末、いわゆる「虹色連立政権」を土台に3回目の執権に成功したが、最高裁を無力化する内容の司法府改編を強引に進める過程で世論の激しい反発に直面した。2023年1月には市民数十万人が街頭に出て首相退陣デモを展開したりもした。
このような状況で昨年10月7日ハマスの奇襲攻撃により、現在までのところ1400人余りの犠牲者が出てくるなど予想できない被害によって首相退陣世論が再点火すると、「ハマス殲滅(せんめつ)」を掲げて内部の不満世論を抑えようとしているのではないかという言葉も出ている。