4月の物価2%台回復したが…農畜水産物10.6%、体感物価との乖離は変わらず=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.02 17:20
4月の消費者物価上昇率が3カ月ぶりに2%台に鈍化した。高物価を牽引した農畜水産物価格の上げ幅が前月より小幅に落ちた影響だ。だが主要果物価格の高止まりが続き、体感物価に近い生活物価は3%台の上昇率を示し庶民の生活と乖離感が大きいという指摘が出る。韓国政府はひとまず「物価上昇率が鈍化の流れを再開している」としながらも「国際原油価格の変動性などの不確実性が相変わらずだ」と評価した。
韓国統計庁が2日に発表した「4月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は113.99(2020年=100)で、1年前より2.9%上がった。1月の2.8%から2月と3月が3.1%と3%台を記録したが再び2%台に下がった。中東情勢不安にともなう国際原油価格上昇で4月も3%台を上回るという観測があったが、予想外に鈍化傾向に転じて一息ついた姿だ。