ロシアが先月起きたモスクワ公演会場テロ以降、移民者に対する政策を強化している。テロに直接加担した４人が全員タジキスタン国籍者であることが明らかになったためだ。

１８日（現地時間）、ロシアメディアＲＢＣによると、ロシア連邦教育科学監督局（以下、監督局）は移住労働者に求めるロシア語試験に会話評価を含めることが適切だと判断した。

ロシアで居住許可・市民権・就職許可などを取得しようとする外国人はロシアの言語・歴史・法律などに関する試験を通過しなければならない。

試験の種類や水準は取得しようとする資格により異なるが、就職許可が必要な外国人は口述試験を行う必要がなかった。

監督局は「ロシアに留まる間、さまざまな生活の中でロシア人と正確に意思疎通を図らなくてはならない」とし、試験を強化する可能性を考慮していると明らかにした。

居住許可や市民権申請者に求められる試験の成績ラインを５０点から８０点に引き上げることも了承した。

１０日、ロシア自由民主党（ＬＤＰＲ）は深刻な犯罪を犯した移住民のロシア居住許可を取り消すことができる法案を発議するなど最近外国人移住政策を強化する方案が議論されている。

ロシア日刊コメルサントはカムチャツカ、ノヴォシビルスク、カルーガなど少なくとも１２地域で移住民のタクシー運転を禁止していると前日、報じた。

カムチャツカ州知事のウラジミール・ソロドフ氏はテレグラムで「タクシーを運転する不法移民者が犯罪を犯す場合が多い」とした。