【コラム】アジアの株式市場を熱くさせる各国の企業改革ブーム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.17 11:36
アジアの証券市場はこの10年間、世界の証券市場より遅れていた。主要因は1株当たり純利益(EPS)成長不振、地政学的リスクと規制強化によるリスクプレミアム上昇、最近の中国の景気不振だ。しかし現在アジア全域で企業ガバナンス改善に向けた政府レベルの努力が弾みをつけている。これは潜在的に企業が株主還元政策を拡大するようにし低評価されたセクターが恩恵を受けると予想される。
アジア太平洋は世界で個人投資家の株式市場参加率が高い地域のひとつだ。アジアのいくつかの国の政府は直接投資または公的年金を通じて大規模に株式を保有しており、上場企業の配当金増加に対し個人投資家らと志を同じくしている。