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ナワリヌイ氏の妻、プーチン大統領の新たな政敵に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.21 08:58
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獄中で謎の死を遂げたロシアの反体制活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリアさん(47)が反政府闘争の新たな求心点に浮上している。ユリアさんが夫の遺志を継いでプーチン大統領に対抗すると宣言しながらだ。

ユリアさんは19日(現地時間)、X(旧ツイッター)に動画を投稿して「アレクセイはプーチンによって殺された」とし「私はアレクセイがしたことを継続する。私と共にしてほしい」と求めた。

 
ユリアさんは16~18日にドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議出席中に夫の死を聞いた時も登壇して「アレクセイが私だったら何をするか考えた。彼はここ、この舞台にいる」としながら「ロシアの恐ろしい政権を退かせるために世界が一丸となってほしい」と話した。続いて19日、ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)外相会議にも出席し、プーチン大統領に対する抵抗への支持を訴えた。

外信は相次いでユリアさんにスポットライトを当てた。米政治専門メディア「ポリティコ(Politico)」は「プーチンの新たな敵ユリアさんとは誰か」という記事で、ユリアさんの動画に対して「情熱的な宣言であり、はっきりした政治的宣言」としながら、夫が投獄された後にベラルーシの独裁者アレクサンドル・ルカシェンコに対抗したスベトラーナ・チハノフスカヤ氏や、殺害された夫に代わって大統領になったフィリピンのコラソン・アキノ氏に言及した。

モスクワ生まれのユリアさんは大学で国際関係を学んだ後、銀行に勤務したこともある。1998年休暇のため滞在していたトルコ(テュルキエ)で同年齢のナワリヌイ氏と出会って2000年に結婚、娘と息子をもうけた。

ユリアさんは専業主婦として家庭を守りながら、ナワリヌイ氏が反腐敗活動家をはじめ2013年モスクワ市長選挙、2018年大統領選挙に出馬を試みるなどプーチン大統領の最大の政敵として存在感を増していく過程を共にした。2020年8月ナワリヌイ氏が毒劇物で倒れた時もユリアさんが機知を発揮してドイツ・ベルリン病院に移送して治療を受けて回復することができた。BBCは「ユリアさんはロシア野党圏の『ファーストレディー』として描写されてきた」と評した。

NYTは「女性政治家が珍しいロシアでユリアさんは特別な存在」とし「彼女は夫の死を通じて得た広範囲な道徳的権威の他にも、若いロシア人が追求するジェンダー平等という普遍的価値を兼ね備えている」と話した。ロシア石油財閥出身の野党圏活動家であるミハイル・ホドルコフスキーはユリアさんに対して「政界入門を決心したのであれば、私は無条件で彼女を支持する」とし、ユリアさんが率いる野党圏連携を促した。

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