イラン「米タンカー拿捕」···紅海に続き「原油動脈」ホルムズ海峡が緊張
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.12 07:56
イエメンのフーシ派反乱軍の攻撃で紅海の海路が脅かされている中、イランが11日(現地時間)、湾岸海域につながるオマーン湾でタンカーを拿捕した。ここは世界原油輸送の動脈であるホルムズ海峡があるところだ。イランがイスラエルのガザ地区への攻撃をはじめレ、バノン武装団体ヒズボラの指揮官爆死、シリア親イラン施設の爆撃などに対して強硬な対応を警告しただけに、今回の拿捕が「報復行為」である可能性があるという分析が出ている。
イラン政府系のタスニム通信はこの日「イラン海軍がオマーン湾海域で米国の石油タンカー『セント・ニコラス』を拿捕した」とし「該当タンカーが今年イランの石油を盗んで米国に提供した」と報じた。湾岸海域とオマーン湾を結ぶホルムズ海峡は、サウジアラビアやクウェート、イラク、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)など主要産油国の海上進出路だ。世界の天然ガス(LNG)の3分の1、石油の6分の1がここを通過する。