露朝の暴走防げない安保理…「無敵の拒否権」はなぜ5カ国だけか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.28 15:47
「国連安全保障理事会の決定は常任理事国の同意投票を含む9理事国の賛成投票によって行われる」。
国連憲章第27条第3項は、安全保障理事会の5常任理事国(米国・英国・フランス・ロシア・中国)に合法的な「シャットダウン権限」を付与している。決議採択と議長声明・報道声明の導出など安保理が具体的な行動をするための条件にP5(ピー・ファイブ)全体の同意を明示しながらだ。これは常任理事国がその気になれば国際平和を脅かす「ならず者国家」をいつでも保護できるということであり、2023年現在の安保理の状況がまさにそうだ。