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好調だった韓国とドイツ、成長率がともに下落…産業集中と中国依存がそっくり

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.27 11:38
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韓国経済とドイツ経済が同病相憐れむ状況に陥っている。同様の経済構造のためだ。韓国は半導体、ドイツは自動車の産業集中度が大きい。特定の産業に頼って経済が成長しただけに弱点を露出したという見方が出ている。また、両国とも対中輸出依存度が高い。中国の景気鈍化がそのまま景気低迷につながる。

韓国とドイツは最近経済が力を失っている。経済協力開発機構(OECD)は19日、韓国の今年の経済成長見通しを1.5%と発表した。6月の見通しと同じだ。ドイツは今年の成長率がマイナス0.2%を記録してマイナス成長すると予想した。米国が1.6%から2.2%に、日本が1.3%から1.8%に成長見通しを引き上げたのと対照的だ。高金利の余波で輸出中心の国は厳しいという評価が出ているが、その理由だけでは説明にならない。同じように輸出中心の経済構造である日本の成長率は今年25年ぶりに韓国を上回る見通しだ。

 
韓国経済研究院によると、2021年にドイツの総付加価値で製造業が占める割合は20.8%で、G7平均の14.1%より高く、米国の10.7%、英国の9.8%の2倍水準だ。自動車など製造業への依存度がそれだけ高いという意味だ。高金利と緊縮による需要減少は製造業製品購入余力を落としてしまう。また、ドルの価値が上がっただけに原材料輸入による費用負担も大きくなる構造だ。

特に特定品目への依存度が高い。韓国貿易協会によると、昨年のドイツの輸出額のうち自動車が占める割合は10.6%に達した。部品まで含めば15%に迫るという分析が出ている。自動車販売不振が景気鈍化に直結する構造だ。ドイツはエンジン車に集中したため先端技術だけでなく電気自動車産業でも遅れをとった。市場調査機関SNEリサーチによると1~6月の電気自動車シェアは中国BYDが20.9%、米テスラが14.4%。中国上海自動車が7.5%の順だ。ドイツのフォルクスワーゲンは6.7%で4位だ。

欧州が最近中国の電気自動車補助金調査を始めたのも危機感を見せる。貿易協会のチャン・サンシク動向分析室長は「ドイツ最大の黒字品目だった自動車が最大赤字品目に変わるという見通しまで出ている。EUの対中電気自動車輸入の割合は5%程度だが2030年には20%まで上がるという予想も出ている。ドイツの製造業競争力が落ちた状況でシェアまで押されかねない状況」と話した。

経済構造がドイツと似た韓国には他人事でない。韓国の製造業の割合は2021年に27.9%でドイツより高かった。半導体という特定産業への依存度が高い点でも似ていた。総輸出で半導体が占める割合は2020年に19.4%、2021年に19.9%に達した。半導体の好況は貿易収支黒字につながった。だが今年1~8月の半導体輸出が全体で占める割合は14%水準に減った。月間輸出が昨年10月から11カ月連続で減少しているのはこのためだ。

延世(ヨンセ)大学経済学部のキム・ジョンシク名誉教授は「半導体のほかにバッテリーやバイオなど今後韓国の輸出を分散し責任を持つ産業を育成しなければならない」と話した。

中国依存度が高い点でも似ている。国連国際貿易統計によるとドイツの昨年の輸出額のうち中国が占める割合は6.7%で、3番目に高かった。韓国は昨年の輸出で中国が占める割合が22.8%に達した。2位である米国の16.1%とも格差が大きかった。今年1~8月には19.7%に減ったが、輸出多角化ではなく中国の景気が振るわない影響が大きく作用した。

梨花(イファ)女子大学経済学科のソク・ビョンフン教授は「中国の景気が予想より振るわないため依存度が高い韓国とドイツとも経済に直撃弾を受けたもの。中国ではなく東南アジアや中東など輸出できる国を多角化しなければならない」と話した。

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