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予想値大きく上回り好調な米国経済…流れ弾飛んでくる韓国は焦燥(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.02 11:49
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米国の国内総生産(GDP)増加率が速報値よりはるかに高いことがわかった。米国経済が予想よりも強いという事実が確認され追加緊縮の可能性も現実化している。下半期の景気反騰を狙う韓国経済に流れ弾が飛んでくるかもしれないという懸念が出ている。

◇米GDP改定値より0.7ポイント上がる

 
米商務省は先月29日、1-3月期の米国のGDP増加率が前四半期比2.0%(年率換算)と最終発表した。経済規模が大きい米国はGDP成長率を速報値、改定値、確定値と3回に分けて集計する。集計値が最新であるほど完全度が高い資料を基に算出する。先月発表された1-3月期のGDP成長率改定値は1.3%だった。だがこの日発表した最終確定値では0.7ポイント上方修正された。これはダウジョーンズが集計した専門家見通しの1.4%よりも高く、最初に発表した速報値の1.1%と比較して2倍近く上がった数値だ。

米国の「GDPサプライズ」は予想よりも強かった消費から出た。消費は米国のGDPで3分の2以上を占める。改定値発表当時3.8%増加した1-3月期の消費者支出は確定値から4.2%に大きく引き上げられた。コロナ禍後に初めて防疫政策が緩和された2021年4-6月期以降で最も高い。自動車のような耐久財支出が年率基準で前四半期比16.3%増加し、ヘルスケア、外食、旅行などサービス分野の消費者支出も3.2%増加した。輸出も旅行などサービスを中心に7.8%増加した。

◇雇用好調に不動産と消費好調4-6月期も続く

こうした米国経済の好調は4-6月期も続く可能性が大きい。最近景気を示す指標が相次いで予想外の強気を見せているためだ。米商務省が発表した先月の米国住宅着工件数は前月比21.7%増加した。13カ月ぶりの高水準だ。通常米国で住宅着工件数は景気先行指標として受け止められる。

米国の小売り販売もやはり先月前月比0.3%増加し市場予想値のマイナス0.2%を大きく上回った。4月の0.4%よりは増加幅が減ったが、高金利と高物価にも依然として米国景気が拡張傾向であることを見せた。

米国経済が予想よりも好調な理由は堅固な雇用市場のおかげだ。新型コロナウイルスの流行拡大が徐々に弱まり、飲食店・宿泊など対面サービス業種の雇用が再び増え始めた。実際に先月の米国の非農業雇用は33万9000件増加し、ウォール・ストリート・ジャーナルが予想した19万件を大きく上回った。増加幅だけみれば1月以降で最も多い。最近増えた失業手当て請求件数も先週には直前比2万6000件減少の23万9000件を記録して雇用市場が依然として好況傾向であることを見せた。

予想値大きく上回り好調な米国経済…流れ弾飛んでくる韓国は焦燥(2)

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