杭州アジア競技大会を準備中のサッカーＵ－２４（２４歳以下）韓国代表が中国との評価試合で痛恨の敗戦を喫した。

黄善洪（ファン・ソンホン）監督が率いる韓国は１９日、中国浙江省金華スタジアムで行われたＵ－２４中国代表との評価試合で前半４５分に失点し、０－１で敗れた。１５日の第１戦を３－１で勝利した韓国は今回の遠征２連戦を１勝１敗で終えた。

アジア競技大会出場年齢帯のＵ－２３（今大会に限りＵ－２４）代表チーム間の対戦で韓国が中国に敗れたのは今回が２回目となる。これまで１２勝１敗３分けと圧倒的に優位だったが、今回の対戦で通算２回目の敗戦となった。

相手選手の激しいプレーのため今回の２試合でけが人が続出したのは敗戦以上に大きな損失だ。第１戦で厳元尚（オム・ウォンサン、蔚山）が足首をけがして抜けたのに続き、第２戦ではチョ・ヨンウク（金泉）、コ・ヨンジュン（浦項）がけがをして途中交代した。

９月に中国杭州で開催されるアジア競技大会を控えて現地環境に適応するための評価試合だったが、相手チームの中国が「少林サッカー」と呼ばれるダーティープレーを続けたことでけが人が続出し、残りの準備過程に少なからず負担を抱えることになった。

韓国はチョ・ヨンウクをトップに、その下にチョン・ウヨン（フライブルク）－コ・ヨンジュン－コ・ジェヒョン（大邱）を布陣させた。中盤にはチョン・ホヨン（光州）－キム・ボンス（済州）を、フォーバックには左からチョ・ヒョンテク（蔚山）－キム・テヒョン（ベガルタ仙台）－イ・サンミン（城南）－チェ・ジュン（釜山）を並べた。ＧＫはイ・クァンヨン（江原）。

韓国は前半１９分、相手と競り合ったチョ・ヨンウクが激しいプレーに肩を痛め、早くも交代カードを使うことになった。前半４５分に失点した後、後半からソン・ミンギュ（全北）、イ・テソク（ソウル）ら攻撃力中心の補強をしたが、後半１０分にコ・ヨンジュンまでが負傷で交代し、チームのバランスに亀裂が生じた。

黄善洪監督はコ・ヨンジュンとキム・テヒョンの代わりにイ・ジェイク（イーランド）、ファン・ジェウォン（大邱）を投入し、ヤン・ヒョンジュン（江原）まで起用してゴールを狙ったが、得点はならなかった。