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キリスト教福音宣教会総裁、外国籍の女性に性的暴行容疑で起訴=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.08 13:35
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外国国籍の女性に性的暴行を加えた容疑で起訴されたキリスト教福音宣教会(JMS)総裁の鄭明析(チョン・ミョンソク)被告(77)の裁判に被害者の韓国人の知人Aさんが証人として出席し、被害当時の状況を述べた。Aさんは被害者から聞いた内容を説明し、被告側の弁護人の反対尋問に一つ一つ反論した。

大田(テジョン)地裁は7日午後、準強姦など容疑で起訴された鄭明析被告の裁判を開き、Aさん(27、男性)を相手に証人尋問をした。鄭被告は信徒への性的暴行などで懲役10年を言い渡され、2018年2月出所した後、2021年9月まで香港国籍の女性Bさん(29)ら2人に性的暴行をした容疑などで昨年10月28日にまた起訴された。その後、女性3人が被害を受けたとして鄭被告を追加で告訴した。

 
この日の裁判で自身を告訴人(Bさん)の元恋人と紹介したAさんは、警察と検察の捜査過程で述べた内容を詳しく説明した。Aさんは恋人のBさんから聞いた被害状況を4つに整理し、尋問に冷静に答えた。

Aさんは軍服務中だった2021年5月中旬にBさんを知ったという。当時Bさんは忠清南道錦山郡(クムサングン)JMS本部で生活していた。Aさんは「(私が)警察と検察で述べた内容はすべて被害者(Bさん)から聞いたこと」と話した。Bさんがずっと性的暴行に苦しんでいたため録音をするよう助言したのも自分だと主張した。

Aさんは法廷でBさんから聞いた性的暴行被害事実を淡々と述べた。Aさんは「(Bさんは)当初、友人のことのように話していたが、後に自身が被害を受けたことを打ち明けた」と話した。Bさんが先生と呼ぶのを聞いて問いただしたところ、鄭明析という名前を明らかにしたというのがAさんの説明だ。犯行は車の中とJMSの建物であったという。

AさんはBさんと自分の通話内容を周囲が知ることを憂慮し、2人だけでいる時は韓国語で話した。また共にいた女性がそばにいる時は主に英語で対話をしたと証言した。JMSでは女性の信徒が他の男性と対話をすることも禁止するという話を聞いて考えた方法だと説明した。

Aさんは「被害者(Bさん)は当初、私に対し、自身が見た被害を伝えながら、それが愛なのか犯罪なのかをよく分からないという趣旨で話した」とし「(被害者が)性犯罪にあった後、時間が過ぎてもトラウマがあり、自身が10年間してきたことが虚しくなったと話した」と伝えた。

半面、鄭明析被告側の弁護人は「2人が好感を持っていた時期なのに、告訴人(Bさん)が性的暴行された事実を証人に話したのは理解できない」とし「決定的な証拠を収集するには録音のほかにもDNA(遺伝子)を採取していなければならないが、そのような助言をしなかった理由は何か」と質問した。

これに対しAさんは「当時Bさんは精神的に混乱した状態であり、通報するほどの心的な余裕がなかったと把握している」とし「周囲の方の助けで通報を決心することになった」と話した。検察も「一般人がそのような状況でそのような(DNA採取)助言をするのは容易でない」と反論した。

大田地裁は次の裁判で被告人側の証人を呼んで尋問する方針だ。大田地裁は3月末または4月上旬に被告人が証人として出席した中、公判を進めるという。鄭被告側の弁護人は今回の事件に関連して証人およそ20人を申請した。

一方、李ウォン石(イ・ウォンソク)検察総長は6日、李進東(イ・ジンドン)大田地検長から鄭被告の公判進行の報告を受け、「犯行に相応する厳正な刑罰が宣告されるよう公訴維持に万全を期してほしい」と指示した。被害者も十分に保護してほしいと伝えた。

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    2023.03.08 13:35
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    忠清南道錦山郡(クムサングン)のJMS本部 キム・ソンテ記者
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