自由韓国党代表、断食8日目に意識失って救急室へ…「妻が呼んでも反応がなかった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.28 08:27
青瓦台(チョンワデ、大統領府)付近で断食中だった自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表が27日午後11時3分、新村(シンチョン)セブランス病院に緊急搬送された。病院まで同乗していたチョン・ヒギョン報道官は「黄代表の夫人がそばにいたが、ある瞬間全く反応がなかったという。黄代表を呼んでも答えがない段階だった」として「驚いた夫人が待機していた医療スタッフに助けを求め、医療スタッフが脈拍などを確認した後搬送が必要だと判断した」と伝えた。救助隊が到着した時、黄代表は呼吸はあったが意識が低下していた状態だったことが分かった。
これに先立ち、この日午後、正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)代表が黄代表を訪問した。直前30分前までは80人程度だった人々はその間300人余りまで増え、沈代表の到着10分前に警察がポリスラインを設置すると支持者は「なぜ来たのか」「直ちに退け」と大声を張り上げた。その後、1時58分に沈代表が登場すると黄代表の支持者は沈代表に向かって駆けつけて警察が設置した1番目のポリスラインと2番目のプレスラインまで崩れた。沈代表はまもなくキム・ドウプ党代表秘書室長、パク・デチュル議員、カン・ヒョサン議員と話を交わした。韓国党のキム・ソンウォン報道官は「キム・ドウプ室長が沈代表に『人間的にそのようにしてはならない。いくら韓国政治が水準以下に落ちても最小限の道理は守るべきではないか』として第1野党代表が命をかけた断食をしているのに侮辱・嘲弄・蔑視したことに対して強く話した」とした。テントの中に入って1分後に出てきた沈代表は記者団に「顔だけお目にかかって出てきた。気力がなくて寝られているようだった」としながら「政治的批判は批判で、断食で苦労しており伺うのが道理だと考えて来た。政治より人が先だ」と話した。黄代表の断食を直前に「皇帝断食」と批判したことに対しては「政治的批判は批判で、伺うのが道理だと考える」という言葉だけを繰り返した。