韓経:韓日首脳会談が不発…「GSOMIA談判」延期…ステップ絡まった韓国外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.01 07:54
11月にチリで開かれる予定だったアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議(サミット)の電撃的中止を受け、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の首脳外交日程に支障が生じた。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了を控えて可能性があるとみていた安倍晋三首相との韓日首脳会談の機会まで消えたという評価だ。
11月13日から3泊7日間の海外歴訪日程を発表した青瓦台は当惑を隠せずにいる。史上初の国際首脳会議中止事態で、事前に組んでいだ外交構想に支障が生じたためだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者は31日、「ニュースを通じて会議の中止を知った」とし「どのように日程を決めるか、確定的にできる話はない」と明らかにした。青瓦台は「状況を見守る」という立場だが、内部的には歴訪が難しいとみている。
文大統領は11月の半分ほどを外交日程に当てていた。多国間外交を通じて韓半島(朝鮮半島)平和プロセスの膠着状態を打開しようとの構想だ。APEC首脳会議の他にも11月3~5日にタイで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)プラス3首脳会議と東アジア首脳会議、25~27日に釜山(プサン)で開かれる韓・ASEAN特別首脳会議および韓・メコン首脳会議の日程が決まっている。特にASEANプラス3首脳会議には日本と中国の首脳が、APEC首脳会議には米国とロシアの首脳が出席するため単独会談の可能性が提起された。