北朝鮮の労働新聞、リビアの事例挙げ「制裁に怖じ気づいて譲歩すれば滅びる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.22 08:53
北朝鮮が連日国際社会の対北朝鮮制裁を非難し自力更正を強調している。5日にスウェーデンのストックホルムで開かれた実務交渉が決裂した後、米国が提案した「2週間以内の追加交渉」のタイミングに合わせ、交渉参加の代わりに制裁解除総力戦を宣言した様相だ。対北朝鮮制裁解除が米朝交渉再開の前提条件であることを知らせたものと分析される。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞は21日、「帝国主義者らの制裁は万能の武器ではない」という解説で「西側勢力は自分たちの利益に合わなければむやみに制裁を加え、制裁ですべてを解決しようとしている」と主張した。その上で「帝国主義者らの制裁策動に妥協する方法では絶対に国家を守ることができず、人民の幸福も実現することができない。帝国主義者の制裁に怖じ気づいて譲歩すれば滅びる」と強調した。新聞はリビアとイラクの政権交替を例に挙げ、「『アメ』と『ムチ』を代わる代わる振り回して膝を屈するようにしようとするのが帝国主義者の下心」ともした。