嫌韓団体「在特会」消えたかと思ったら…政党に変身
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.14 11:23
3月29日、神奈川県相模原市のある広場。統一地方選挙に出馬した「日本第一党」の候補者が手を振って登場した。しばらくして党代表だと紹介された男性が小さなはしごに上った。数年前に東京のコリアタウン新大久保で嫌韓集会を主導した桜井誠「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元代表だった。
「あそこに見えるパチンコ店は80~90%が在日韓国・朝鮮人、いわば外国人によって運営されています。みなさんが使う1000円、2000円が北朝鮮に流れ、核を作って、拉致工作を行い、テロを継続するのに使われるのです」。
彼は「死ね」「ゴキブリ」のような言葉を使ってはいないが、当時新大久保で在日同胞の肝を冷やした憎しみ混じりの声は変わることがなかった。政策公約や候補紹介のような一般的な政党の選挙演説にあるべきものはなく、ひたすら外国人に対する憎しみを助長する発言があふれた。彼は別の演説では「日本を批判するなら朝鮮半島に帰れ。在日も帰れ」「日韓断交は外交政策だ」と主張した。