駐米韓国大使60日にわたりアグレマン待機、野党「GSOMIA破棄のせい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.07 08:09
与党「共に民主党」の李秀赫(イ・スヒョク)議員は8月9日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領から駐米大使に指名された。7日で60日目だ。ところがまだ派遣先の米国政府の同意、すなわちアグレマンを受けられていない。趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使は43日ぶりに受けた。この10年間でアグレマン待機が最も長かった前任者は安豪英(アン・ホヨン)元駐米大使で50日だった。
4日に行われたワシントン駐米大使館国会外交統一委員会国政監査では李秀赫次期大使のアグレマン遅延の理由をめぐり議論が広がった。野党自由韓国党の元裕哲(ウォン・ユチョル)議員は、「米国政府が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄に対する不満を遠回しに示したものとの見方が出ている」と主張した。「正しい未来党」の鄭柄国(チョン・ビョングク)議員も趙大使を相手に「GSOMIA破棄決定後に韓米同盟戦線に異常気流ができたためではないのか」と述べた。
これに対し「共に民主党」の李錫玄(イ・ソクヒョン)議員は「趙大使の場合は6週間(43日)ぶりに出たが、李秀赫次期大使が8週間かかっているのはそれほど遅いものではない。李次期大使はビーガン北朝鮮政策特別代表の訪韓ごとに個別に夕食をするほど親交がある」と擁護した。李仁栄(イ・インヨン)院内代表は「(ホワイトハウスの)国家安全保障補佐官交替による実務的な遅延」と反論した。