2つの「広場」に分かれた民心、国会が答える時だ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.10.05 11:42
「瑞草洞(ソチョドン)」と「光化門(クァンファムン)」という2つの広場が異質の民心を噴出する場所になっている。正反対のスローガンを叫ぶ市民が道路を埋めている。それでも与野党は「広場と路上の政治」がもたらされた現実を自省するどころか、むしろこれを煽って便乗することに没頭している。政治の危機、代議民主主義の危機が臨界点に達したという警告音も強まっている。
光化門集会の翌日の4日、与党・共に民主党は対野党攻勢をさらに強めた。党指導部会議と報道官声明、メディアのインタビューなど利用可能なものを総動員した。ターゲットは光化門集会に参加した自由韓国党だった。汎保守陣営が率いて多数の市民が参加したが、「光化門集会=韓国党集会」と規定した。共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は「韓国党は台風の被害など国家的災難状況で動員集会に没頭し、公党であることを放棄した」と声を高めた。