李在鎔サムスン電子副会長、3年で社内登記理事から退任へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.05 09:06
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(51)が社内登記理事(取締役)から退く。李副会長は3年前の2016年に社内理事に就任し、今月末に任期が満了する。サムスン電子は破棄差し戻し審を控えた李副会長を再選任しない方式で、社内登記理事再任を放棄したとみられる。ただ、李副会長は今後も半導体や人工知能(AI)、電装などの分野でサムスンの未来の事業を発掘するのに注力すると予想される。
財界によると、サムスン電子は李副会長の登記理事任期が満了する26日まで理事会(取締役会)と臨時株主総会開催の動きが全くないという。ある財界関係者は「登記理事職再任のための臨時株主総会を開催するためにはその前に理事会を開く必要があるが、サムスン電子は今まで社外理事と日程調整をしなかった」と伝えた。
商法によると、社内理事選任などの案件を上程するための株主総会を招集するには2週間前に株主に通知しなければいけない。26日に満了する李副会長の社内理事職を延長するには12日までに株主に株主総会招集を通知し、また事前に理事会を開いて李副会長の再選任案件を決定しなければいけない。しかし現在、サムスン電子の理事会はもちろん株主総会招集の動きもない状況だ。