オブライエン氏、北核経験なし…確かになったポンペオ長官の「ワントップ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.20 10:26
ドナルド・トランプ米国大統領が18日(現地時間)に任命したロバート・オブライエン新ホワイトハウス国家安保補佐官は、韓国だけでなくワシントンの外交界でも見慣れない人物だ。北核問題など韓半島(朝鮮半島)関連の懸案について公に意見を述べたこともない。オブライエン氏の就任により北朝鮮の非核化交渉にどんな形であれ「オブライエン効果」が出る見通しだ。
本業は弁護士だ。オブライエン氏はジョージ・W・ブッシュ政権とオバマ政権で公職を務め、共和党のミット・ロムニー大統領候補のキャンプで外交安保顧問を務めたこともある。2016年に出した外交政策エッセイ『米国が眠る間(原題)』で対イラン強硬対応を主張した。政治専門メディアのポリティコは「オブライエンは表現の仕方が(前任者の)ボルトンと似ていないだけでイデオロギー的にはボルトンから大きく外れないだろう」と報じた。外交安保問題では基本的にタカ派性向で知られているが、外交安保懸案の実務に実際に関与した経験はない。2005~2006年の国連総会代表を務めた時も、パレスチナ問題とテロ対応を扱った。