【コラム】韓日の葛藤、30年後にどのように記録されるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.02 10:10
30年後の歴史家は韓日葛藤が高まったこの時期に韓国・日本・米国が取った外交戦略をどのように評価するだろうか。一部の日本人学者は安倍首相を、一部の韓国人学者は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を賞賛するかもしれない。しかし、大多数の歴史家は韓日米3カ国の外交的失策を批判するだろう。
未来の歴史家は、最近の中露連合の飛行訓練について韓日両国が合同で対応できなかったという事実に注目するだろう。彼らが執筆する本には民主主義同盟国間の不和が深まった時期に乗じて北朝鮮が核兵器開発を続け、2020年か2021年に新たな挑発を起こしたという内容が載ることになるかもしれない。また、今日の韓日葛藤を基点に、中国の一方主義貿易が拡大し、70年の自由貿易拡大が下り坂に入ったという分析が盛り込まれるかもしれない。技術専門家はサムスン・NECなどの主要な韓日企業が合作して5G通信技術を開発していたとすればファーウェイが世界市場を独占し、全世界で収集した個人情報を中国政府に渡す状況を遮断することができたと言って残念がるかもしれない。