北朝鮮木造船「ノック亡命」の当日、韓国軍指導部が地下バンカー対策会議
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.24 07:48
北朝鮮の小型木造船が三陟(サムチョク)港に入った15日午前、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官、朴漢基(パク・ハンギ)合同参謀議長らが出席した対策会議が合同参謀本部地下バンカーで開かれたと、複数の軍消息筋が23日伝えた。当時の会議では、北朝鮮木造船が三陟港に接岸し、現地住民が通報したという海洋警察の状況報告書内容が共有されたと別の情報筋は伝えた。
消息筋によると、15日午前、合同参謀本部地下指揮統制室内の会議室で会議が開かれた。会議には鄭長官と朴合同参謀議長をはじめ、国防部の担当室長、合同参謀本部の主要本部長が出席した。これに先立ち海洋警察が三陟港の防波堤の埠頭で北朝鮮小型木造船と船員4人を発見したという状況報告書を青瓦台(チョンワデ、大統領府)、合同参謀本部、国家情報院に伝えた後、国防部・合同参謀本部の当局者に会議に出席するよう連絡が渡った。自由韓国党の金汀才(キム・ジョンジェ)議員が海洋警察から入手した状況報告書によると、海洋警察は北朝鮮木造船が三陟港に自力で入り、最初の通報者は防波堤を散歩していた住民という事実を関係機関に知らせた。