米国、トリチウム施設を数年間注視…寧辺訪問のヘッカー教授も「閉鎖すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.29 14:18
米国は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2011年の執権後に寧辺(ヨンビョン)にトリチウム関連施設を設置したという機密情報を入手し、数年間にわたり寧辺を注視してきたことが分かった。
2月のハノイ米朝首脳会談当時、ビーガン北朝鮮担当特別代表が「トリチウム施設も(閉鎖に)含むのか」と北朝鮮側に質問した背景だ。外交筋は28日、「米国は衛星情報で寧辺にトリチウム関連施設があることを感知した」とし「その後、トリチウムは米国の立場では北の非核化で排除できない要素になった」と伝えた。トリチウムとは三重水素のことで、水素爆弾のための核融合の主要原料だ。