「3級機密の韓米首脳間電話会談議事録、大使館職員数人が回して見た」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.24 10:55
5・7韓米首脳の電話会談内容流出事件が駐米大使館全般のセキュリティー問題に飛び火している。「流出当事者であるK氏の他に数人が3級秘密の全文を回して見た」という外交部一部の監察結果が公開されたからだ。事態の震源である駐米大使館は23日、韓米同盟の外交に波紋が広がるかを戦々恐々とした。合同監察の焦点がK氏と高校先輩であるカン・ヒョサン議員への流出から駐米大使館の業務全般に拡大する可能性もあるためだ。
外交部と現地消息筋によると、韓米両首脳は現地時間7日35分間電話会談を行い、内容は趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使に共有された。外交部本部で暗号化した外交通信システムを通じて3級秘密の全文で送ったものだ。該当専門の受信者は駐米大使に指定された。問題は大使館で趙大使以外に他の外交官らがこの全文を閲覧する過程だ。大統領令である保安管理規定に従い、業務関連性のある閲覧権者のみに閲覧が行われたかどうかだ。流出者である3級外交官K氏も米議会担当で8日該当全文を閲覧した後、カン議員と2度にわたってカカオトークを通した通話の過程で内容を流出したと伝えられた。