【コラム】外交・貿易の多角化が米中衝突で韓国が生きる道だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.17 09:06
現在、米国と中国は相手国輸入品に対する関税賦課を通した「貿易戦争」を行っている。世界経済の40%を占める世界1、2位の経済大国(G2)の間に広がっている近隣窮乏化政策が両国の経済だけでなく世界経済全体に莫大な悪影響を及ぼすことになるのは自明なことだ。国際金融・外国為替・証券市場が大きく揺れ動いている理由だ。そのうえ、貿易と金融の両側面の対外依存度がずば抜けて高いだけでなく、これらG2国家に対する輸出依存度が40%に達する韓国にとって、その衝撃は大きくならざるをえない。
われわれ韓国は適切な対応策づくりのために、まず米中貿易戦争の本質を正確に把握することが急務だ。これが数回の交渉で解決できる単純な貿易次元の葛藤なのか、あるいは長期化が避けられない構造的複合性を持った問題なのかを判断しなければならない。