韓経:【社説】大韓民国は最悪の安保状況に備えているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.05 10:43
大韓民国の安保がますます懸念される状況に追いやられている。昨年6月の米朝首脳会談を契機に韓米合同演習が相次ぎ中断または縮小され、核心であるキーリゾルブ演習とフォールイーグル演習まで終了した。ハノイでの米朝首脳会談決裂で北朝鮮の核・ミサイル抑止力をさらに強化しても足りない時に反対に進んでいるのだ。北朝鮮は非核化初期段階も履行していないのに韓国の安保だけが崩れるのではないかとの懸念は大きい。
国防部はきのう2つの訓練の終了を発表し、「新たに用意された連合指揮所演習と調整された野外機動訓練があるので連合防衛態勢は問題がない」とした。果たしてそうだろうか。図上演習または大隊級以下の小規模部隊訓練では全面戦争に備えられないというのは軍事専門家でなくも簡単にわかる。コンピュータを活用してシミュレーション訓練をするのは実際の野戦で手足を動かしてみるのと大きな違いがある。しっかりとした訓練をしない軍隊は強軍になれない。スポーツ選手が体力訓練だけして実戦訓練なく試合に出るのと違わない。