「革新国家」リストに含まれず…CESで見えた韓国ベンチャーの素顔(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.22 15:47
「エストニア、スイス、フィンランド、米国、シンガポール…」。「ひょっとして」と思ったが、「やはり」だった。もう一度確認したが「韓国」はなかった。全米民生技術協会(CTA)の「革新チャンピオン」国家リストのことだ。家電見本市CESを主催するCTAは「CES2019」が開催された今月初め、革新チャンピオン16カ国を発表した。ベンチャー政策がうまく機能してベンチャー企業が活発な国々だ。創業しやすい環境、税金制度、人的資源など14項目を比較評価して選定した。今年が2年目だ。韓国は2年連続で名を連ねることができなかった。定評のある技術先進国はもちろん、ニュージーランド、ポルトガル、チェコ、リトアニアなどにも点数で下回った。CESで見えた韓国ベンチャー政策の素顔だ。
韓国ベンチャーの現住所はCESのベンチャー専門展示館「ユーレカパーク(Eureka Park)」でも赤裸々に表れた。ここを圧倒していたのはフランスだった。入口に設置された案内板からそうだ。「フランス館」という名の下、152社のベンチャーリストがあった。人工知能(AI)、スマートシティ、拡張現実など先端分野を網羅した。36社が参加した韓国館とは対照的だった。フランス館の位置は入口を入ったところだった。152社すべてがフランスを象徴する雄鳥のマークを共通で掲げてそれぞれの技術を展示した。眼鏡なく楽しめる3次元テレビ、呼ぶとワインやおつまみを運んでくる「サービングロボット」もあった。展示館の通路は地下鉄のように込み合っていた。