「韓米同盟に惨事」vs「核兵器生産中断は成功」…米朝首脳会談の展望
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.21 08:25
トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と2月末の2回目の首脳会談開催に合意したことに対し、専門家は「核の申告や生産中断のような可視的な非核化措置を実現させるべき」と強調した。米本土を脅かす大陸間弾道ミサイル(ICBM)の縮小・廃棄と制裁緩和を交換する、いわゆる「ICBMディール」については「韓米同盟に大型惨事となる」という懸念もあった。2回目の首脳会談合意に対する中央日報の緊急質問に対する答弁でだ。
米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長は「2月末という時限を決めたのは、可視的で信頼できる非核化措置を引き出すための交渉期間を設けるものだ」とし「今回は原則的なシンガポール声明を上回るものを実現させなければいけないという圧力があるため」と分析した。チャ部長は「北朝鮮の2回目の首脳会談の目的は明白であり、制裁の解除とキー・リゾルブ訓練の中断」とし「時間は北朝鮮に有利に動いている」と述べた。また「政府のシャットダウン、シリアテロ、ミュラー特別検察官の捜査に直面したトランプ大統領はどこかで勝利することを望んでいるため、偽の非核化に大きく譲歩する悪い合意を受け入れるおそれがある」と懸念を表した。