「北朝鮮軍」から「大韓民国の脅威勢力」に変わった“敵”の概念…2018年版国防白書
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.15 13:42
韓国国防部が国防政策を対外的に知らせるために発刊している国防白書から「北朝鮮政権と軍は敵」という表現を削除した。代わりに「敵」の概念を「大韓民国を脅かし侵害する勢力」とした。国防部は15日に発刊した国防白書で「わが軍は大韓民国の主権、国土、国民、財産を脅かし侵害する勢力をわれわれの敵と見なす」と明らかにした。これにより2010年版で再登場した「北朝鮮軍はわれわれの敵」という文言は8年ぶりに削除されることになった。
国防白書は2年に1度刊行されているが、前回の2016年版は「北朝鮮の常時的な軍事的脅威と挑発はわれわれが直面した一次的な安保脅威であり、特に核ミサイルなど大量破壊兵器、サイバー攻撃、テロ威嚇はわれわれの安保に対して大きな脅威になる」とし「このような脅威が持続する限り、その実行主体である北朝鮮政権と北朝鮮軍はわれわれの敵」と明示していた。