【社説】激化する韓日レーダー葛藤、速かに対話で解決を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.31 13:33
火器管制レーダーの稼働をめぐる韓日間の攻防が日本側の映像公開で悪化したのは遺憾だ。双方が対話で問題を解決しようという時に、日本側が自らの主張を後押しする資料だとして録画映像を流したのは適切でない。防衛省の反対にもかかわらず安倍晋三首相が落ちた人気をばん回するために問題の映像を公開させたという日本メディアの報道が事実なら、これは批判を受けて当然だ。北核危機を目の前にして積極的に協力しても足りない両国が、お互い批判することをあおる行為であるからだ。
今回の問題の核心は、韓国海軍の駆逐艦が日本の哨戒機に攻撃直前に使用する火器管制レーダーを照射したかどうかだ。日本側が公開した映像には、哨戒機が火器管制レーダーを照射されたという確実な証拠がない。日本側は決定的な証拠となるレーダーの周波数情報は軍事機密として公開していない。日本側は自らの主張が確実であるのなら、これを客観的に立証する必要がある。韓国側も「照射したことはない」と主張するだけでなく、これを裏付ける確実な証拠を提示しなければいけない。