【時視各角】文大統領が逃した3つのタイミング
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.24 10:52
政治はタイミングの芸術だ。政治が美しい芸術作品である必要はない。しかし、タイミングを逃してしまうのは困る。あっという間に政権に勢いがなくなり、国がおかしくなってしまいかねないからだ。3週前に取り沙汰された「青瓦台(チョンワデ、大統領府)特別監察班民間人査察疑惑事件」の展開過程が実感の湧く事例だ。問題解決の時点を何回か逃すと、青瓦台は混乱し、そして廃墟になった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政運営に対する反対比率が支持度を超えた。放送からは「執権2年目症候群」だの「大統領のレームダックが始まった」だのという言葉が次々とあふれ出ている。政府与党である民主党からですら「あのアマチュア青瓦台にいつまで付き合わなくてはならないのか」という不機嫌な声と冷笑が出ている。
文大統領の自業自得だというほかない。大統領は問題を解決できるタイミングを3回逃したと考える。