<Mr.ミリタリー>最悪の北朝鮮核攻撃シナリオと韓半島デカップリング(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.07 13:05
2003年10月17日、ラムズフェルド米国防長官は龍山(ヨンサン)国防部庁舎で「ニューヨークのセントラルパークに外国軍隊が駐留すれば米国国民が受け入れるだろうか」と述べた。しかしラムズフェルド長官の言葉には引っかかるものがあったという。その後、龍山基地の移転は加速したが、在韓米軍は1万人ほど縮小された。韓米同盟も順調でなかった。現在、北朝鮮の核問題でそのような雰囲気が戻ってきている。米国の北朝鮮核・ミサイル専門家、ジェフリー・ルイス博士が最近出した小説が懸念をさらに強めている。北朝鮮の核攻撃で韓日米で280万人以上が死亡するという仮想シナリオだ。
龍山基地を含む在韓米軍基地移転計画に基づき、米軍部隊はほとんどが平沢(ピョンテク)と大邱(テグ)地域に移った。米第8軍と在韓米軍司令部も平沢に行った。韓米連合軍司令部だけが国防部庁舎地域に移転する計画で龍山基地に残った。米国はこの計画で海外米軍基地のうち最も大きく現代化された平沢基地を確保した。米軍平沢基地は近隣の烏山(オサン)米空軍基地と連係し、平沢港から近距離にある韓国海軍基地とともに陸・海・空軍が集まる戦略基地に変わった。中国を目の前で牽制できる前進基地としての機能が可能だ。中国としては平沢基地が厄介な存在となる。