「北朝鮮の人権状況はそのまま」米朝対話局面にも国連決議案推進
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.25 09:37
北朝鮮が国際社会で最も議論を敬遠する分野の一つが「人権」だ。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長をはじめとする白頭(ペウトゥ)血統の道徳性と直接関係があるためだ。毎年末、国連総会に北朝鮮人権決議案が上程されれば駐国連北朝鮮代表部は関連議論を少しでも縮小させるために忙しい。米国と核交渉をしている今年も例外でない。今年、北朝鮮の人権決議案が採択されれば14年連続だ。
23日(現地時間)、ニューヨーク国連本部で開かれたトマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者の記者懇談会がその序幕だ。彼は「韓半島(朝鮮半島)の安保と平和、繁栄に対する重要な進展にもかかわらず、北朝鮮の人権状況は変わっていない」と話した。特に、北朝鮮の収監施設で虐待が強行されており、政治犯収容所も依然として存在するとし、これは重大な懸念事案だと強調した。疎外された地域に居住する北朝鮮住民たちの経済的状況に対しても懸念を表わした。日本人拉致問題の解決にも全く進展がなく、中国が脱北者を逮捕して北朝鮮に強制送還することも変わっていないと語った。