「昨年と何が変わりましたか」 文大統領、参謀への叱責増えた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.25 08:56
今月8日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)本館世宗(セジョン)室。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主宰で開かれた国務会議の会場を後にした李孝成(イ・ヒョソン)放送通信委員長は当惑したような表情を浮かべていた。李委員長はこの日の国務会議で汎政府虚偽・操作情報(フェイクニュース)根絶のための制度改善方案を報告した。ある参席者は「文大統領が報告内容が不十分だとし、もう一度発表を準備するよう指示した」とし「見ている私たちも驚くほどだった」と伝えた。結局、李委員長は会議直後に政府ソウル庁舎で関連機関に対して関連内容を説明する予定だった記者会見を延期した。
最近に入り、文大統領が長官や青瓦台参謀を公開席上で叱責する回数が増えたという。国務会議2日後の10日、青瓦台与民館(執務室)で開かれた首席・補佐官会議でも同じような光景が演出された。この日の会議では粒子状物質対策が議論される予定だった。ところが、キム・ヘエ環境秘書官から関連報告を受けた文大統領が「昨年と何が変わりましたか」と一言述べた。その瞬間、参謀の間にひんやりとした雰囲気が流れたという。