【時視各角】トランプ-金正恩の恋が不安な理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.03 11:14
先週のニューヨーク出張中に当惑した3つの場面。
#1、ニューヨークに来た文在寅(ムン・ジェイン)大統領のフォックスニュースのインタビュー。文大統領は「終戦宣言は政治的宣言なのでいつでも取り消すことができる。米国としては損することが全くない」と強調した。頭の中が混乱した。わずか2カ月前、ワシントンに来た趙顕(チョ・ヒョン)外交部第1次官(当時第2次官)との特派員懇談会でこの問題をめぐり甲論乙駁があった。当時、趙次官は「本部に戻って詳しく確認したい」と述べた。1週間後、趙次官はこのような返事を送ってきた。「さらに慎重に検討した結果、法的拘束力がない政治的宣言に対して法的効力(撤回の可能性)を論じることは難しいが、一般論的に政治的宣言といっても一旦発表した後はむやみに、そして一方的に撤回する(結局なかったことにする)ということは難しいと考えられます」。外交部内の条約課・国際法規課を率いる責任者の「担当責任解釈」はこうだった。ところが文大統領のニューヨーク発言は180度違った。誰の言葉を信じるべきなのか。慎重な検討を経たという外交部の解釈と大統領の解釈が違う理由は何か。これに追い打ちをかけるように、北朝鮮は2日、「終戦宣言にこだわらない」と言った。カオスだ。