アトムを愛した企業家、ノーベル賞11人輩出した「ソーク」韓国版に野心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.18 10:55
韓国大手化粧品メーカーのアモーレパシフィックの徐慶培(ソ・ギョンベ)会長は数年前に米国サンディエゴのソーク研究所の名誉の殿堂に立ち寄って新鮮な衝撃を受けた。片方の壁にソーク研究所が輩出したノーベル賞受賞者が刻まれた銅版が輝いていたが、その受賞者数が11人だったことがその理由だ。
アモーレパシフィックによると、当時徐会長は「韓国はノーベル賞受賞者がたった1人もいないのに、どうしたら研究所1カ所だけで11人もの受賞者を輩出することができたのか」とし「我々も基礎科学に対する投資が切実だ」と話した。ソーク研究所は小児麻痺ワクチンを開発したソーク博士の私財で1960年設立され、生物学、特に神経科学分野で世界1位と評される研究所だ。