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アトムを愛した企業家、ノーベル賞11人輩出した「ソーク」韓国版に野心

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.18 10:55
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韓国大手化粧品メーカーのアモーレパシフィックの徐慶培(ソ・ギョンベ)会長は数年前に米国サンディエゴのソーク研究所の名誉の殿堂に立ち寄って新鮮な衝撃を受けた。片方の壁にソーク研究所が輩出したノーベル賞受賞者が刻まれた銅版が輝いていたが、その受賞者数が11人だったことがその理由だ。

アモーレパシフィックによると、当時徐会長は「韓国はノーベル賞受賞者がたった1人もいないのに、どうしたら研究所1カ所だけで11人もの受賞者を輩出することができたのか」とし「我々も基礎科学に対する投資が切実だ」と話した。ソーク研究所は小児麻痺ワクチンを開発したソーク博士の私財で1960年設立され、生物学、特に神経科学分野で世界1位と評される研究所だ。

 
ソーク博士がそうしたように、2016年に徐会長は私財3000億ウォン(現レートで約297億円)を投じて「徐慶培科学財団」を設立した。出資金を1兆ウォンまで増やす計画も明らかにした。

徐会長は「世界的な科学財団は出資金が数十兆ウォンに達するほど規模が大きい」とし「我々も規模をもっと増やして30年後には何か変わったものを作り出すことができたら良いだろう」と話した。

そして17日、徐慶培科学財団は今年支援する新進科学者5人を選んで発表した。選ばれた5人は共に生命科学分野で人類の生き方を変えるようなテーマを研究している新進科学者だ。

ソウル大学生命科学科のキム・ジンホン教授は筋骨格系の退行性疾患に、延世(ヨンセ)大学生化学科のパク・ヒョヌ教授はがんの移転メカニズムに挑戦している。高麗(コリョ)大学生命科学部のウ・ジェソン教授は細胞間のコミュニケーション構造を、KAIST(韓国科学技術院)生命科学科のチョン・インギョン教授は3次元ゲノムの構造変化原理を研究している。KAIST医科大学院のチュ・ヨンソク教授は遺伝体の構造変移とがん細胞発現間の関係を調べている。これら5人の研究者は毎年1人当たり3億~5億ウォンずつ5年間で計125億ウォンほどの研究費が支給される。

徐会長は先週行われた後援証書授与式で「私はいつも天の外にもう一つの天があるという意味の『天外有天』という言葉を反芻する」とし「皆さんも空の外の絶え間ない世界を夢見て、世の中を変える新しい研究に挑戦してほしい」と述べた。

徐会長が基礎科学、特に生命科学に関心を持って財団まで作ることになったのは、子どものころの思い出もきっかけの一つになった。

徐会長は科学財団設立発表当時、「子どものころ、アトムの漫画を見るのが一番の楽しみだった。アトムのおかげで科学に、特に生物科学に関心を持つようになった」と説明した。『鉄腕アトム』は1970年代に韓国の東洋放送(TBC)で放映されたロボットアニメだ。天才科学者の天馬博士が作ったロボットのアトムが21世紀を舞台に科学を通じて明るくて美しい世の中を作るというあらすじだ。

アトムが好きだった徐会長は、会社経営に参加しながら改めて科学の力を切実に悟った。徐会長は「会社が1991年のゼネストで、俗っぽい言い方をすれば倒産しかかっていた」とし「その渦中に入社して初めてやったことが92年京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)の太平洋(テピョンヤン)総合技術研究所の新築」と話した。徐会長は「最も厳しい時代にやったことだが、その後科学の力を通じて会社が再生し、これがきっかけで科学について多くの関心を持つことになった」と話した。

その後、20年間余りにわたって会社研究所を運営して基礎科学に対する投資の決心を固めていった。基礎科学は応用科学の理論的土台になり、産業化につながる基礎となるものだが、韓国内では誰の注目も受けることができない現実があり、これを残念に思っていたためだ。徐会長は「企業の研究所はどうしても資金に追われる。だいたいは3~5年、長くて10年の中・短期の研究だけをする。我が社も20年かかる中長期的な研究はしない」と話した。徐会長は「事業と直接的な関係はないが、だからこそお金に縛られずに長い息でできる研究を支援するために科学財団を運営することにした」と説明した。

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    アトムを愛した企業家、ノーベル賞11人輩出した「ソーク」韓国版に野心

    2018.09.18 10:55
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    アモーレパシフィックの徐慶培会長は生命科学分野の新進科学者5人に後援を約束した後、「世の中を変える研究をしてほしい」と要請した。(写真=アモーレパシフィック)
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