【取材日記】日本のための剣道ではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.18 08:43
16日に仁川(インチョン)南洞体育館で幕を下ろした第17回世界剣道選手権は、1988年以来30年ぶりに韓国で開催された世界の剣道祝祭だった。世界56カ国から約1200人の剣客と関係者が韓国を訪れた。国際大会にふさわしく観客席は各大陸から集まった剣道ファンで埋まった。選手がレベルの高い技術を見せるたびに観客席からはさまざまな言語で歓声が上がった。
最も注目を集める男子団体の決勝戦は永遠のライバル、韓国-日本戦となった。関心は大きかったが、試合が進行される間、観客席の雰囲気は良くなかった。各5人ずつの剣客が激しい勝負をする間、観客席の一部で始まったブーイングが徐々に強まり、ついに会場全体に広がった。ファンのブーイングは選手ではなく3人の審判に向かった。