<平壌・平壌の人たち>レジャー施設にも外貨持ちの一般の人々…住民の生活が二極化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.17 15:54
猛暑が韓半島(朝鮮半島)を襲った今年の夏、平壌(ピョンヤン)では8月2日に37.9度と観測史上最高気温となった。国際赤十字社が北朝鮮住民の飲み水・食料支援のために緊急救護団を8月に派遣したが、一方では平壌のプール施設が賑わった。対北朝鮮情報筋は16日、紋繍(ムンス)プールの関係者の話を引用し、「7月1日から8月中旬まで約17万人が紋繍プールを訪れた」とし「入場料3ユーロ(約390円)に追加で10ユーロを支払ってこそ内部の施設を利用できるが、恋人や家族単位の利用客が多かったと聞いた」と伝えた。平壌大同江(テドンガン)区域にある紋繍プールは大々的な改築を経て2013年にオープンした平壌版「ウォーターパーク」だ。
ここには波プール、大型すべり台、フィットネスセンター、室内クライミング場、ビュッフェレストランがある。綾羅(ヌンラ)遊園地プール(綾羅島)や大型サウナがある海棠花館(大同江区域)も平壌の住民が夏によく利用したところだ。これら施設を利用したことがあるという平壌出身の脱北者Aさんは「韓国の遊園地やサウナとそれほど変わらない」とし「これら施設はすべてドルやユーロ、円、人民元など外貨を受けている」と説明した。続いて「かつてこういう施設を利用するのはとんでもないぜいたくだったが、数年前から外貨を持つ人たちがこうした施設をよく訪れている」とし「住民にも二極化が表れている」と話した。最上位階層が利用していたこうした施設に外貨を持つ一般の人も入っているということだ。