脱原発を推進の韓国政府、原発輸出への支障に当惑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.01 10:10
英国に原子力発電所を輸出する韓国政府の構想にブレーキがかかった。東芝が韓国電力(韓電)に対し、ニュージェン株売却の優先交渉先から解除すると通知した。英国は約150億ポンド(約22兆ウォン)を投入し、リバプール北側のムーアサイド地域に3基の原発を作る計画だ。ニュージェンが事業者だ。
当初、韓電と東芝が合意した優先交渉期限は6月15日だった。最近これをもう一度延長(1カ月)したが、合意に至らず結局、決別した。他社と交渉の機会を持つというのが東芝側の公式的な立場だ。しかしこれは交渉戦略の一環という分析が多い。産業通商資源部の関係者は「事業規模が大きいため韓電の代わりとなるパートナーを見つけるのは容易でない状況」とし「売却代金を高め、もう少し良い条件で交渉を終えようという意図と考えられる」と話した。韓電がニュージェン株の取得にかかる費用は約4000億ウォン(約400億円)と推定される。