元LGエレクトロニクスインド法人長「韓国式パリパリ文化はインドで通じない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.10 11:49
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国賓訪問を契機にインド投資に対する関心が高まっている。韓国政府は中国に続く「ネクストチャイナ」の核心国としてインドを挙げており、今後経済パートナーとしての位置づけが上がる見通しだ。今回の文大統領のインド歴訪には100人ほどの経済使節団が構成された。実際にインドは英国経済経営研究センターが2028年に世界3位の経済大国(G3)に上ると予想するほど「浮上する国」だ。
企業のインド進出と関連し、金光魯(キム・グァンロ)元LGエレクトロニクス社長は、「単純に低賃金労働力という幻想、怠惰な人たちという偏見を捨ててこそインドがしっかりと見える」と助言した。13億人の人口の購買力と7%台の成長率、豊富な資源だけを信じて投資するとひどい目に遭うこともあるという指摘だ。実際に現地で成功する確率は10%未満というのが業界の定説だ。金元社長は1997年から10年間にわたりLGエレクトロニクスのインド法人代表(CEO)を務めた。2008年にはインド最大の家電メーカーであるビデオコングループに副会長として招かれ、「CEO輸出1号」というニックネームを得たりもした。