【中央時評】北朝鮮はベトナムのように発展するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.05 14:22
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が4月27日の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に北朝鮮をベトナムのように発展させたいと述べたという。事実なら、北朝鮮が共産党一党独裁を維持しながら資本主義市場経済を導入したベトナム式改革・開放を採択する可能性が高い。
ベトナムは1986年に「ドイモイ(刷新)」政策を採択した。経済難で同年の物価上昇率は450%だった。別の社会主義国家はすでに改革を始めた時期だった。中国は78年からトウ小平が改革・開放を、ソ連は85年にゴルバチョフがペレストロイカを導入した。ベトナムはドイモイで農業改革、配給制廃止、価格自由化、国有企業の民営化、市場開放と外国人投資の誘致などの改革措置を取った。輸出加工地区を設立し、労働集約的な軽工業中心の輸出産業を育成した。ベトナムは過去30年間、年平均6.7%成長し、今では1人あたりの国民所得が2340ドルの中進国になった。輸出規模が2100億ドルを超え、ブラジル・豪州と似た輸出強国に成長した。