北朝鮮、金正恩委員長の執権を前提にした体制保証を要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.31 08:23
30日に板門店(パンムンジョム)で行われた米朝首脳会談議題交渉で、両国は米朝外交関係の樹立について議論した。北朝鮮が非核化をする場合、対北朝鮮制裁を解除することも米側が約束したと伝えられた。
これに先立ちボルトン米大統領補佐官が成功モデルとして強調した2003-04年のリビアとの核交渉でも、非核化措置の初期段階としてリビアに連絡事務所を設置した。リビア内の核プログラムが完全に廃棄されたという公式発表が出た後には国交を正常化し、連絡事務所を大使館に昇格させた。北朝鮮の「完全な非核化」達成まで制裁を解除しないという立場を明らかにしてきた米国の立場では、非核化措置の先行段階でも連絡事務所の設置を通じて北朝鮮体制を保証できるという信号を与え、双方が満足できる条件だ。