韓経:韓国人宇宙飛行士誕生から10年…足も踏み出せない「第2の宇宙飛行士」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.09 11:20
4月8日は韓国初の宇宙飛行士が宇宙に旅立って10年目になる日だ。初めての宇宙飛行士に選抜された航空宇宙研究院のイ・ソヨン研究員(当時)は2008年4月、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのソユーズ号に乗り宇宙へ向かった。イ氏は国際宇宙ステーション(ISS)で11日間宇宙に滞在し、韓国人科学者が提案した18種類の実験を終えて帰還した。だが韓国の宇宙飛行士事業はここまでだった。韓国政府は宇宙飛行士事業直後に空軍将校3人を選抜してしばらく訓練させたことがあるが、イ氏に続く第2の宇宙飛行士は10年以上輩出されていない。
3日に大田(テジョン)で開かれた韓国マイクロ重力学会では第2の宇宙飛行士輩出の可能性を打診する特別な席が用意された。重力が0に近い環境で起きる現象を探求するこの学会は韓国人宇宙飛行士誕生を契機に発足した。