<韓国芸術団平壌公演>破格の歩みを見せた金正恩氏
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.03 10:35
「革命的な社会主義文化芸術の力でブルジョア反動文化を押さえ付けてしまうべきだ」。(1月1日の新年の挨拶)→「人民が南側の大衆芸術に対する理解を深くし、心から歓呼する姿を見ながら胸が熱くなり感動を禁じえなかった」。(4月1日の韓国芸術団公演観覧後)
相反するこの2つの発言はともに金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の口から出たものだ。正恩氏は執権後から「資本主義の不良風を排斥しなければならない」と繰り返し述べてきた。そのような正恩氏が1日、東平壌大劇場で開かれた韓国芸術団の公演に予告なく登場して観覧し、ガールズグループRed Velvet(レッドベルベット)を含めた出演陣のもとを訪れて一人ひとり握手を交わして記念写真を撮った。正恩氏のこのような行動は2日の北朝鮮官営メディアでも詳しく紹介された。労働党機関紙「労働新聞」は2日付1面全体に写真とともに関連記事を載せたほか、朝鮮中央TVも2日午後に関連映像を4分50秒ほど放送した。労働新聞は正恩氏が韓国芸術団公演に対して「北と南の双方の民族に平和の春を呼び込んだ」と述べたと報じた。