【社説】国民の理解より国論分裂を招く青瓦台の改憲案公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.21 14:55
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が昨日、5・18民主化運動の精神を憲法全文に明示するなどの内容が盛り込まれた大統領改憲案の全文を公開した。青瓦台はきょう、地方分権および国民主権、明日には政府の形態などを説明するという。内容はさておき、改憲案をこのような形で3日にかけて公開する底意が疑われる。
青瓦台は憲法改正案に対する国民の関心と理解を高めようとする意味だという。そのような理由であれば、改正案の全体を一度に公開するのが総合的な判断に役立つ。そのうえに、現行憲法は改憲発議の主体として大統領と国会在籍議員の過半数を定めている。改憲案を発表するためには文在寅(ムン・ジェイン)大統領が直接国会と国民の前で説明して訴えるのが当然だ。首席秘書官が3日にかけて説明し、大統領は海外で電子決裁する形式は不適切だ。