国債買い入れ額減らした日本…黒田総裁、量的緩和から手を引くか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.12 09:26
2016年1月の国際金融市場は日本銀行(BOJ)発の「衝撃と恐怖」処方に揺れた。日本銀行が景気浮揚のために政策金利を0.1%から-0.1%に下げたためだ。政策金利がマイナスに下がるというのは民間の商業銀行が中央銀行にお金を預ける際に利子を受ける代わりに手数料を払わなければならないという意味だ。手数料を払いながら中央銀行にお金を預ける商業銀行は殆どない。お金を中央銀行に預けずに市中に貸出として出せという趣旨だ。アベノミクスに歩調をそろえて景気浮揚にオールインした黒田東彦総裁の劇薬処方だった。
2年が流れた今月10日。国際金融市場は再び日本銀行発信の衝撃に揺れた。今度は正反対の理由のためだ。9日、日本銀行は残存満期10年以上25年以下の国債買い入れ額が前月より100億円少ない1900億円だと明らかにした。日本銀行が市中に出すお金の規模を若干減らしたのだ。該当債権の買い入れ額を減らしたのは2016年12月以降で初めてのことだ。この日、日本銀行の決定に米国と韓国の債権金利がいっせいに上昇した。円安が続いていた日本円も上昇した。