受注は底打ったが…韓国造船業界、来年はさらに厳しい(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.07 10:46
造船景気は少しずつ回復傾向を見せているが造船業界の経営難はピークに向かっている。昨年の最悪の受注の崖の余波が下半期から本格的に反映され始め、来年まで深刻な端境期に苦しむものとみられる。
1兆5000億ウォンの有償増資を公示したサムスン重工業がまさにそのような事例だ。同社は6日午前に公示を通じ「今年と来年にかけ7000億ウォンを超える営業損失が予想される。資金繰り悪化などのリスクに先制的に対応するため1兆5000億ウォン規模の有償増資を推進する」と発表した。公示によると今年のサムスン重工業の売り上げは7兆9000億ウォン、営業損失は4900億ウォンだ。また、来年には売り上げ5兆1000億ウォンと営業損失2400億ウォンが予想される。大規模損失と有償増資のニュースでこの日サムスン重工業の株価は前日より28.9%の急落となる8960ウォンで引けた。サムスン重工業は朴大永(パク・デヨン)社長をはじめとする経営陣も交替する見通しだ。